テクニスシナジーとは
テクニスシナジーは、ジョンソンアンドジョンソンビジョン社製の最新多焦点眼内レンズで、EDOFレンズ(焦点深度拡張型レンズ:遠方から中間距離まで連続した焦点を結ぶレンズ)と2焦点の回折型レンズの構造を組み合わせたハイブリット型眼内レンズです。近方33cmから中間距離、遠方まで連続してより自然な見え方が可能な眼内レンズです。
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製品名 | テクニス シナジー オプティブルー Simplicity |
テクニス シナジー トーリックⅡ オプティブルー Simplicity |
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販売名 | テクニス シナジー VB Simplicity | テクニス シナジー TVB Simplicity | |||
医療機器承認番号 | 30200BZX00055000 | 30200BZX00139000 | |||
光学部 | |||||
モデル | DFR00V | DFW150 | DFW225 | DFW300 | DFW375 |
円柱度数(眼内レンズ面) | 1.50D | 2.25D | 3.00D | 3.75D | |
円柱度数(角膜面) | 1.03D | 1.54D | 2.06D | 2.57D | |
度数範囲 | +5.0D~+30.0D(0.5D刻み) | ||||
光学部径 | 6.0mm | ||||
形状 | Biconvex, 非球面構造, ChromAlign™ Technology | ||||
材質 | 紫外線・紫色光吸収剤含有アクリルーメタクリル架橋共重合体 | ||||
屈折率 | 1.47(35º C) | ||||
エッジデザイン | ProTEC 360°エッジデザイン | ||||
測定方法※ | 超音波式眼軸長測定 | 光干渉式眼軸長測定 | |||
A定数 | 118.8 | 119.3 | |||
前房深度予測値(ACD) | 5.4mm | 5.7mm | |||
Surgeon Factor(SF)20 | 1.68mm | 1.96mm | |||
支持部 | |||||
全長 | 13.0mm | ||||
材質 | 紫外線・紫色光吸収剤含有アクリル-メタクリル架橋共重合体 | ||||
デザイン | Haptics offset from optic, Tri-FIXデザイン, フロストループ | ||||
インプラント方法 | プリロード式 TECNIS Simplicity™ Delivery System |
※A定数、前房深度予測値、Surgeon Factorは参考値としてご使用ください。レンズ度数を厳密に算出される場合、ご使用の装置やご経験に基づき、独自の数値を計算させることを推奨致します。
レンズの構造
テクニスシナジーは、テクニスマルチフォーカル(2焦点眼内レンズ)とテクニスシンフォニー(焦点深度拡張型多焦点眼内レンズ)を組み合わせた最新眼内レンズ(連続焦点型)となっております。
テクニスマルチフォーカルは、手元の見え方を重視した構造で、テクニスシンフォニーは、中間距離の見え方を重視した構造でした。この2つのレンズの優れた部分を組み合わせたことにより、遠方から中間距離、近方の見え方が従来の眼内レンズよりも上回ると期待されております。また、ハロー・グレアが少ないテクニスシンフォニーの特徴も兼ね備えています。
TECNIS Synergy:2つの回折技術の融合
テクニスマルチフォーカル
テクノロジー
- 良好な近方視力
- 妥協のない遠方視力
- 瞳孔径に依存しない見え方
テクニスシンフォニー
テクノロジー
- 焦点深度拡張による連続的な視機能
- ChromAlign™ Technology / 色収差の補正
- 瞳孔径に依存しない光学部設計
Defocus Curve
遠方から手元の距離まで高い視機能を維持
優れたコントラスト感度
瞳孔径に依存しない高品質な視機能
※MTF(Modulation Transfer Function)とは、レンズの性能を評価する指標の1つで、被写体のコントラストをどの程度再現できるかを空間周波数特性として示した数値です。
ChromAlign™ Technologysの紹介
上記のようにテクニスシナジーは、焦点範囲全体でコントラストを向上させる。
眼全体の色収差を低減することによって、シャープな見え方を得ることができます。
独自の光学部設計をもつTECNIS Synergyは瞳孔径に依存せず、
低照度下においても鮮明な視機能を提供する
バイオレットライトフィルターを搭載
紫色光をフィルタリングすることにより光視症を低減
日中及び夜間の運転時の見え方を有意に改善
ハロー強度の低減
スマートフォンスクリーン
(明所・13%)
車のヘッドライト
(暗所・29%)
現在、55~64歳の方の約7割以上が、スマートフォンやパソコン、タブレットを使用しています。
そんな方々が抱えていた新たな課題(LED光源に多く含まれる紫色光)にもテクニスシナジーが有効と期待されています。
テクニスシナジーの特徴
- 2焦点眼内レンズとEDOFレンズ(焦点拡張型レンズ)のメリットを取り入れた最新レンズ
- 他の3焦点眼内レンズよりもデータ上は、近方の見え方も優れていると報告されております
- ハロー・グレアがすくない
- 乱視矯正の対応も可能
- 眼全体の色収差を低減する